おはよう〜。さて、先日このブログでも書いた「海賊と呼ばれた男」の実在のモデルを紹介します。その方は出光興産の出光佐三氏です。彼の様な魅力的な男が今の若者たちの中から現れて欲しいと願わずにはいられない。終戦後、会社も個人も資産を失い更に借金の山の中で人を助け又、助けられながら誰一人としてクビにせず出勤簿もなし定年もなしの人間尊重と社員を家族と思い日本の再生を信じ石油メジャーや民間と癒着した当時の政府と真正面から戦った男が現在の出光興産の創業者です。昭和28年だから私が生まれた年代ですが、そんな年に「日章丸事件」がおきていたのかと今さらながら考えさせられ何故に日本国民は知らされずに来たのかと思ってしまう。これは当時の政府から見れば事件だろうが恥ずかしいどころか、こんなに誇れる日本人が居た事に読んでいて何度も心が震えました。過去に出光佐三氏がこんな言葉を残しています。「一出光の為にイラン石油の輸入を決行したのではない。その様な、ちっぽけな目的の為に50余命の乗組員の命と日章丸を危険にさらしたのではない。横暴な国際石油カルテルの支配に対抗し、消費者に安い石油を提供する為に輸入したまでだ。」当時の日本の石油業界はメジャーから高価で品質が劣る石油製品を押し付けられ手足を縛られていて出光佐三氏はメジャーから行く先々で様々な妨害を受けるが遂に自前の石油を輸入するのです。彼は品性の高い侍とも呼ばれていたらしい。これからは出光のCMを注意して見る事になるだろうな!